ストーリー
| 多摩川河川敷で、松下泰造(59・峰岸徹)という男の死体が発見される。犯人は泰造の二人の子供、和夫(19・細山田隆人)と那美(30・山本未來)だった。和夫はすぐに身柄を拘束されるが、那美の行方はようとして知れなかった。警視庁の刑事である河野薫(30・高岡早紀)には、那美が泰造に拳銃を向けたときに放った言葉が引っかかっていた。「人の人生、無茶苦茶にしやがって!」。一体那美と父親のあいだには、なにがあったのか。そしてその決着をこのような形で迎えることになった、同世代の女である那美の気持ちはいかなるものなのか……。同僚や上司の反対を押し切って、薫は、那美のかつての恋人・関川慎二(30・筒井道隆)のいる大分県別府へと向かう。「きっと那美は、関川に会いに行く」、それが薫の女としての直感だった。 上司に告げられた期限はちょうど6日間。薫と、ベテラン刑事沖島啓介(55・岸部一徳)は、関川が経営する旅館の向かいで、来るかどうかも分からない那美を待ち受ける張り込みを開始した。 |
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| 関川には愛する妻・敦子(32・河合美智子)と息子がいる。その幸せそうな様子を見るうちに、薫の心は揺れる。この幸せの光景に、殺人犯である那美が過去を甦らせたとしたら……。それはまた薫に、自分の恋人・伊東俊一(30・松岡俊介)との関係も思い起こさせる。お互いに仕事ばかりですれ違う二人。恋人の周囲には魅力的な女性も垣間見える。ささいな出来事が、幸せな二人を引き裂くことなど、あまりに簡単だ。 張り込みを続けるうちに、やがて明らかになる関川の苦い過去。かつてサッカー選手を目指していた関川の未来を奪ったのは、松下泰造であったという驚くべき事実。那美との再会は、関川を更に苦しめるものではないのか。 じりじりと待ち続けるしかない薫と沖島。 そして二人を待ち受けていたのは、想像を超える恐ろしい過去と、必死になって自分たちが得た幸せを守り抜こうとする小さき人々の力強い姿であった。 |
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